6月19日から新型コロナウイルスの影響による自粛要請が解除され、県跨ぎの移動に制約が無くなったので、以前より興味があった粟国島へ。
遠征を決めたのは2週間前。6月19日以降なら世間的にも問題無いでしょうということで予約を入れた。
でも、もしこれで、自粛要請解除がされなかったら、キャンセルするつもりでいた。
狙いはもちろんギンガメアジ玉(トルネードなら尚良し)なのだが、本来、2週間前では予約は取れない。
自粛要請明けとはいえ、今回予約が取れたのは幸運でした。
羽田空港は、3月上旬に羅臼に行ったときよりは多少賑やかだが、やはり人数は少ない。
お客はほぼ全員がマスクをしていて、設置された消毒液を使う姿が見られる。
航空会社のカウンターでは、意外にもコンビニのようなビニールの仕切りはなく、スタッフもフェイスシールドはしていないが、窓口に並ぶ間隔を空ける等の密になるのを避ける対策はしている。
空港側もお客側もお互いが気をつけて行動しているようには見える。
機内もガラガラ。3割くらいしか乗ってないんじゃないだろうか。
そのせいか冷房がキツすぎて、とても寒い。感染対策のためブランケットは借りられない。今飛行機で旅行する人は、自前の防寒対策をしておいたほうがいいです。
機内サービスも紙パックのお茶が一つ配られるだけでした。
那覇到着後、フェリーの時間はもう無いので泊港まで徒歩10分のホテルで一泊。
一泊¥2,500って、安い。
部屋も綺麗だし、近くに24時間スーパーもあるので便利。
なるほど、これだけ安ければ複数の離島遠征ならここを拠点にしてもいい。
翌日、9:55発のフェリー粟国に無事乗船。
とにかくこのフェリーの欠航が一番心配なので、ひとまず乗船できたことを密かに喜ぶ。
ここから2時間10分の船旅。往復で¥6,590。

このフェリー粟国もまた、寒い・・・。
ここでも普段は行っている毛布の貸し出しは無し。Tシャツにハーフパンツではちょっと厳しい。
粟国島に到着してすぐ、午後から2ダイブ。
今回お世話になったのは、ダイビングハウス粟国さん。
ギンガメアジのポイント「筆ん崎」へは粟国港から約10分と近い。
酔止めは要らなかったかな。
初日はとりあえず群れを見つけたが、流れがあったので玉にならない。

流れのあるダイビングは久しぶり。慣れてないだけかもしれないが、泳力が低下した気がする。あまり進まないし空気の減りも早い。
粟国島は人口約700人。
メインの車道以外は誰も歩いていないが、外出時はマスクをしアルコール消毒液を携帯した。
でも、人より野良猫の方が多く見かけた気がする。

島内はコンビニは当然ありません。
個人でやってる「島随一の品揃え」の売店が近くにあったので滞在中の食料はそこですべて調達したが、すぐ食べられるものはパンとカップ麺しかありません。物資の輸送費がかかるせいか島内は物価がちょっと高いので、可能であれば事前に安く大量に調達して宿に送っておいたほうがおそらく豊かな食生活が送れると思います。
ご飯を食べるところはあります。「とび吉」というお店へ・・・。

丁度いい量で、美味しい。
その後2日間に渡り6本潜ったが、期待したような玉は出ない。
これは、まずいんじゃないか?
相手は自然なので絶対は無い。だからこそ当たったときの喜びが大きいのだけれど。絶対出るんじゃ逆に魅力半減である。
とはいえ、やっぱり凹む。
そして那覇に戻る最終日を迎えた。フェリー出航は2:10。
午前中2ダイブできる。
しかし、午後は時化予想のためフェリーの出航が1:00に繰り上がる。
やばい・・・これは久しぶりにやばい。撮れ高ほぼゼロか・・・?
そして午前の1本目。海況はまだ悪くない。
潜降して10分程泳いで、流石に今回は諦めかけた。
というところに、やっと出てきてくれた、中玉サイズ。

ああもう全然いい!これでいいです!
初粟国の自分ではでかすぎても撮影に戸惑うだけ。
いいじゃない!これくらいが丁度いい。



とりあえずは目的のものの撮れ高ゼロは回避できた。
今回は本気で焦った・・・。
自分はだいたいこういう場合、後半に当たるタイプですが、最後の最後でっていうのは数年前に潜ったモルディブバア環礁のマンタ以来。あれも最後まで心中穏やかじゃなかった(笑)。
今となってはとてもいい思い出ですが。
今回、急な粟国遠征を決めたのはある方から粟国の情報を頂いたから。その方のおかげでお宿も予約できたし、美味しいランチも食べられた。
Facebookでつながってるだけでまだ実際にお会いしたことも無いのに、とても良くしてくださって・・・。
それと、今回ご一緒した皆さん。特にある母娘さんには、最終日に出航ギリギリまで潜った私にランチを奢ってもらった。
そして、ダイビングハウス粟国の皆さん。エア持ち悪いので迷惑かけたかもしれない。
最後は、やっぱり妻かなぁ・・・撮れ高やばくて凹んでたら、励ましてくれたし・・・。
今回ほど誰かの助けを借りた遠征は無かったかもしれない。
皆さん本当にありがとうございました。
ああ、そうだ、旅ってこういうのがあるからいいんだよな、と実感。
交通
ゆいレール「那覇空港」⇔「美栄橋」まで¥300×2=¥600
泊港⇔粟国島 往復¥6,590(税込)
宿泊
那覇 リブマックス那覇泊港 素泊まり一泊¥2,507(税込)WiFiあり
粟国 民宿 伊舎(いなか) 素泊まり一泊¥4,000(税込)WiFiあり
食費
すべて現地で調達するなら¥1,000/日は用意しておきましょう。
最後に、粟国村のHPを見て新型コロナ対策やハブについての情報も事前に確認しておくといいと思います。
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