羅臼のダイビング最終日。流氷は近づいてはいるものの接岸せず。
陸上は猛烈な風が吹き、気温はマイナス。セッティングも一苦労。
でも、とびきりの快晴。
まだ撮影していない景色がある。最後のチャンス。
というわけで、1本目はワイド。
なんですが、エントリーしてすぐ、かなりの数のクリオネが舞っている。
どうやら近くに来ている流氷帯から流れてきたらしい。
探さなくてもうじゃうじゃいる。
それでも、もっと凄いときがあるようで、エントリー口にクリオネが打ち上がることもあるらしい。
羅臼昆布(オニコンブ)。スジメと違って力強い印象
そんなワイド全開で撮影しまくっているときに、なんと、
イクオネの交接が・・・!
魚眼レンズじゃどうにもならない(笑)
撮るだけ撮ってみたけどやっぱりダメだ。
その後、エキジットに向かう途中でミジンウキマイマイまで現れる始末。
えっ、なに、これ・・・
「まじかー!!」水中で叫びました。
エントリー口は入った時よりクリオネの数が増えている・・・。
これは、2本目はマクロ決定だ。
2本目。エントリー口付近で探索することに。
5分程でミジンウキマイマイ発見。
で・・・でかい(笑)
羽を広げれば1cmは超えてたような。
追いかけると羽をバタバタさせて逃げていくが、疲れるとピタリと動きを止めて漂う姿がなんともかわいい。
ただ、初めて見る生物だけに撮影は手こずった。
カタツムリみたいな殻の表側(渦巻いてる方)を撮りたいので必死にタイミングを計るのだが、動きが読めない。
そんな感じに追いかけながら撮影していたら、ガイドとバディからかなり遠く離れてしまった。
クリオネはうじゃうじゃいるので撮りやすそうな大きめの個体を見つける。
一瞬、2匹が接近して同じ画角に収まったが、撮影はできず。
なかなか思い通りにはいかない。
浮遊系は全然得意じゃないのでしんどい(笑)
結局、3日間で流氷帯が接岸したのは2本目が終わってから。
朝から吹いていた強風と潮の流れでわずか数時間で一気に迫ってきた。
ん〜、残念。
でも、撮りたいものはだいたい撮れたし、過去にウトロで接岸した流氷の下を潜っているから。
一度で全部ってのも、欲張りだし。
知床ダイビング企画代表の関さんが「流氷は生き物と同じ」と仰っていたのでまさにその通りだなと実感。
さて、ダイビングはこれで終了・・・続きは次回。
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