水中写真に魅了されて水中写真ばかり撮ってきたけど、やっぱり陸上の撮影はやっておかないと上手くならないのはずっと感じていた。
どうせ陸上の撮影をするなら、自分のルーツである故郷から攻めるのが良いだろうと思って、ここ3年くらい、少しずつではあるけれど撮りためている。
そういえば、誰かが言ってた。
「陸でできないことは水中でもできない。」
って。
全てがそうとは思わないが、概ねそのとおりだと思う。
だから、陸上の撮影が上手い人が水中撮影に手を付けたら、すぐに上達するんじゃないか。
プロでそういう人、いるなぁ。
さて、自分が故郷の陸上撮影をする上で絶対に外せないのが、姨捨の棚田。
水入れがほぼ終了したようなので、撮影に行ってきた。
すっかりポピュラーな被写体になっているので、いまさら感が半端ないが。
姨捨の棚田は長野県千曲市大字八幡姨捨にある千枚田である。『日本の棚田百選』のひとつ。
ちなみに、47都道府県で長野県の棚田が最も多く百選に選ばれているようだ。
棚田オーナー制度があるため、個人が棚田を借り、稲作ができる。
今回は朝と夕方の撮影をまる1日かけて実施。
ここ、とにかく広大なので駐車場から最も見晴らしのいいところまではずいぶん歩く(駐車場でないところに駐めればほとんど歩く必要はない)。
そして棚田ゆえに坂道である。
これがまた、心臓破りの坂なんだよな。
一番上に着くと、汗だく。重い三脚持ってこれはきっつい。
ぜーはー言いながら、朝焼けを撮影。
夕方に再度訪れる。
水田が輝く様はとても美しい。
ただの棚田だったらつまらないんだけど、奥に広がる善光寺平との組み合わせがいいなぁ。
農作業中のおじちゃんたちも皆嫌な顔ひとつせず、ありがたい限り。
お仕事の邪魔しちゃってるかもしれないのに。ごめんなさい。
それに駐車場、お金取っていいのに。おやきとか販売してください・・・買いますから。
もっと商売っ気出していいと思います。この景観を守るためにできることはやってください。
本当は空に少し雲が欲しかったのだけれど、こればっかりはどうにもならない。翌日も様子を見たが、雲は出ず。
これで帰るのはちょっとアレなので、場所を変えた。
白馬村の青鬼(あおに)集落。白馬に足を伸ばしてたまたま見つけた。
※わりと有名な場所だったんだが、調べずに行ってみたらここにぶち当たったという・・・。
残雪の北アルプスと棚田だ、めっちゃいいじゃないか。
雲がちょっと多いな。風がちょっと強いな・・・リフレクションがちょっと甘いな。
ここは早朝入れるのだろうか・・・?入れるならモルゲンロート狙いってのもありか。
うーん、また来年のこの時期にやるべきことが増えた。
Leave a reply