周囲を山で囲まれた環境で生まれ育った私にとって、海は日常生活の一部ではありませんでした。 海や海洋生物に興味を持ったのは、体力のピークを過ぎた30代後半になってからでした。安いカメラとハウジングから始めた水中写真は、私の生き方を変えました。すぐにダイブマスターになり、いくつかのコンテストで入賞し、写真家としての活動を始めました。 水中写真家として、私は海や川の景観、そこに息づく生命、そしてそれらと共にある人間の営みを記録しています。 静寂に包まれた水中で出会うのは、巨大なクジラの鼓動や、光のカーテンが織りなす一瞬の奇跡です。 私のレンズが捉えるのは、単なる自然の記録ではありません。生命の始まり、繋がり、そして私たちが守るべき世界の美しさそのものです。

