国際フォトコンテスト1賞
2020年の目標というよりは、毎年の目標になってしまうかもしれないですが。
とにかく、国際フォトコンテストであることが重要だと思っています。
というのは、入賞すれば世界中の人達に自分の作品を見てもらえる重要な機会であると考えているからです。
落選すればやっぱり悔しいし一時的に自信も喪失します。
でも、慣れてしまうとどうということは無いです。それよりも入賞したときの高揚感の方が遥かに気持ちが上向きになるのでそのために応募しているところはあったりします。
いろいろなコンテストで入賞する人と同じコンテストで自分の方が上位だったということもあります。常勝無敗の人間など存在しない。総合力ではその人に劣っても、一つの作品において勝っているということもあります。これがまた楽しかったりします。
昨年は応募したすべてのコンテストにおいてセミファイナルまでは行ったのですが、今ひとつ抜け出せない感じが続きました。年末ぎりぎりで TIFA(Tokyo International Foto Awards)でSilverとHonorable Mentionを受賞することができたので正直、ホッとしました・・・安心しちゃ駄目なんですが。あまり順調ではなかった昨年ですが、コンテストに応募する写真の選択眼のようなものが少しずつ培われてきているように思います。
偉そうなことを書きましたが、フォトコンテストは他の参加者の作品が確認できない以上、狙って取れるものでもありません。どれだけ素晴らしい作品を撮ることができたとしてもそれを上回る応募者がいれば所詮それまでの話ですから。運の要素もかなりあると思います。
では、今年1年参加したい(年末締め切り翌年結果発表も含む)のコンテストを挙げてみます。
Wildlife Photographer of the Year
2回目の挑戦です。前回はセミファイナルまで行きました。自然写真、特に生物を含めた作品をメインに撮影している人は絶対に外せない最高峰レベルのコンテストでしょう。
水中写真カテゴリーも当然あります。かのDavid Doubilet氏も何度かカテゴリーの勝者になっています。もちろん、玉砕覚悟の挑戦です。
エントリーフィーは£35で20枚応募できます。
SIENA International Photography Awards
今回初挑戦。2020年1月5日に締め切ったばかり。イタリア主催のコンテストのようです。
あらゆるジャンルが対象となるかなり大きなコンテストです。過去の受賞作を見る限り、難易度はかなり高そうですが。
エントリーフィーは1枚€8(早割だと1枚€8、3枚€20、以降1枚€6)で、さほど高くはないです。
Nature’s Best Photography(Windland Smith Rice)
NBPはあくまで組織ですが、この組織の行う、”Windland Smith Rice”というコンテストが世界でも最高峰クラスのコンテストのようです。毎年25,000以上の作品が応募されています。昨年初挑戦でセミファイナル(1,000/25,000)までは行きました。
Nature’s Best Photography ASIA
NBP本家に対してこちらは被写体がアジア圏限定となっているもの。私は2018年に入賞しました。前身がNature’s Best Photography Japanであるためか比較的日本人の受賞者が多いと思います。エントリーフィーも10枚$25と破格の安さと応募しやすいです。
TIFA(Tokyo International Foto Awards)
昨年末ギリギリで入賞したコンテスト。
レギュレーションを読み間違えて低解像度のファイルを送ってしまったが、それでも入賞したという不思議。
審査は一回きりなので気軽に応募できるが、エントリーフィーが$20/枚と少々高いのが難点。各カテゴリーで金銀銅それぞれ10点以上と入賞数はかなり多いです。過去の別のコンテストの受賞作品を提出できます。
日本国内コンテスト・コンペには出す気が起きない
以前は雑誌やローカルなものも含めてコンテスト、コンペ(Competition)によく応募していましたが、だいたい以下を経験した理由でやめました。もっとも、応募規約を読んで気に入らなければ国内だろうがなんだろうが応募しないのですが。
エントリー代が有料な場合、やたらと高い。そして支払いが面倒
国際フォトコンテストより高い場合が結構あります。
1枚¥1,000、¥3,000、なんてものもあります。
海外はものによっては1枚¥2,000を超えるものがありますが、大抵は10枚で¥3,000~4,000前後と決して高くないです。
かつてNational Geographic のフォトコンテストの第一週のエントリーフィーは2,000円もしませんでした・・・私は二度Editor’s Favoriteに選ばれました。ローカルフォトコンに1,000円払うのと比べたらどちらがいいでしょうか。
支払いも殆どの場合でクレジットカード、PayPal支払い等が可能で、楽です(特にPaypal払いはいいですね。なんで国内は電子マネー払いやらないんでしょうかね・・・)。
今更ネット振込ですら面倒すぎてやってられません。
入賞作品の印刷、額装がお粗末なものがある
これは日本のコンテストだからというわけではないのですが。
過去に受賞したフォトコンテストは1枚¥1,000にもかかわらず印刷と額装が酷すぎて興醒めした記憶があります。思わず会場で「はぁ?」です。
正直、半端な印刷と額装をするくらいならWebサイトに画像をアップしてくれればいいです。
本当にいい加減な印刷で呆れ果てたのでそのフォトコンには二度と出さないです。
著作権譲渡
一体どういう意図で著作権を主催者側に移そうというのか、全く理解不能です。
応募しただけでも譲渡することになるコンテストがあるそうなので注意です。私の場合は入賞作品のみが譲渡だったため幸い難を逃れましたが(笑)。
この手のコンテストは一刻も早く消滅していただきたい。
発表済み作品は応募不可
過去の受賞作品とか、広告で使用された作品はNGならわかるんですが、自身のHPやブログ、SNSで発表した作品も応募できないという規約があります。片っ端から調べて統計撮ったわけではないのですが、特に国内では多い印象が強い。一方、海外フォトコンテストは過去の別のコンテストの受賞作品でも応募可なところがかなりあります(もちろん、受賞済み作品はNGという海外コンテストもあります)。
自身のHPやブログ、SNS等にアップした作品すらもNGというのはちょっと厳しすぎだと思います・・・SNS全盛の時代に、これを制限事項とするのはいったいどういう意図があるのでしょうか。運営に電話して聞いてみてもいいかもしれないですね。
とまあ、私としては国際フォトコンテストに比べて旨味を感じない要因が多い、面倒くさいというのが正直なところです。
当面はエントリーする気になりません。
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