記録媒体の規格で間違いない選択肢としてはSDカードが筆頭に上がるだろう。とりあえず32GBくらいでいいから何枚か持ってれば長期の遠征でも耐えられる。
しかし、どうしても水没のリスクが付きまとう。
私は過去何度か水没してますが、そのうち完全水没を1回やらかしてます。
それはもうたっぷたぷの水没です。海水で隙間なく満たされたハウジングというのは、なんというか見ているとなんだか神様に選ばれた気さえしてきます。まさに「洗礼」といった感じです(嘘です)。
勿論SDカードもバッチリ水没して海水まみれになりました。
カメラは死んでもデータは救出したいと思うのが当然でありましょう。
水道水で洗ってドライヤーで乾かして・・・根気よく乾燥させると運良くデータが読み込めるようになったりしますが、データ破損の可能性がありますので基本的には海水に浸かってしまったらアウトです。
とまあ、水中写真をやる身としては水没のリスクに常に備えたいと思うわけです。
そんなわけで昨年10月に発売されていたSONYのSDカード「TOUGH」シリーズを購入した。
パッケージがニ○ンみたいな


黒地に黄色か・・・(笑)
なんでこのデザインにしたのか謎だ。全然ソニーっぽくない。というかニ○ン。
規格はSDXC UHS-Ⅱ。
スペックは同規格最高水準のRead:300MB/s Write:299MB/s。
もちろん、パソコンに転送する場合はUSB3.0でないとせっかくのRead性能の意味がありません。
もっとも、来年中にはUSB4.0が登場するかもしれないのにイマドキ3.0に対応してないカメラマンは居ないでしょうが。
また、対応しているカメラ以外に挿入するとこれまたWrite性能を発揮しません。一応撮影はできますが連写ができません。2枚くらいしか連写しません(もはや連写ではない)。
カメラがSDXC UHS-Ⅱに対応しているかどうかはちゃんと確認しましょう。
Read/Writeはかなり早い
すでにこのスペックのR/W速度の製品は多数存在しているので、今更細かい記載はしませんが、とにかく早いです。
YouTuberの比較動画をどうぞ。
肝心の堅牢性について
強度は18倍(同社のSD規格に対してって意味っぽい?)。
防水性能は水深5mで72時間耐久。
これだけ見たらとんでもなく頑丈に作られているという印象ですね。
この強度、この防水性能であれば、例え水深30mでハウジング内の全水没が発生してもそこからエキジットまでの数十分ならデータ破損もなく耐えられるのではないか?と思っています。
海水なのでどこまで影響があるかわかりませんが、過去に全水没したSDカードを乾燥させてなんとか読み込みできるようにしたことがあるので、水で洗って乾燥させてから再度継続使用できる可能性がかなりあると期待できます。
あと、今までのSDカードのような背面のリブを廃止したことで破損のリスクを軽減しているのと、ライトプロテクトスイッチがありません。

ただ、記事書いておいてこんな事言うのはアレなんですが・・・・
防水性能も強度も試せません(泣)。
水道水ならともかく、海水で試すのは無理ですね。
メーカーが公開してる動画を信用するしかありません。
人気YouTuberなら一枚くらい犠牲にしてもいいでしょうが。
そういう楽しい実験は他人に任せます。
ただ、従来のSDカードに比べてカード自体はかなり硬めになってますので外部からの耐衝撃性能はかなりあるのでしょう。
海水の防水性能は、水没したときにその真価がわかることでしょう。
その時はちゃんとレポートしようと思いますが、
まあまず、水没しませんけど。
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