毎年恒例の宮古島遠征。
今年も台風に邪魔されることなく梅雨明けに来島できたが、あまりにも梅雨明け直後すぎた。
沖縄は梅雨明け直後に強い南風「夏至南風(カーチーベー、宮古島ではカーチーバイと呼ぶ)」が吹く。
昨年と一昨年は南風が吹きつつも弱い風の時も多く、宮古島ダイビングの有名ポイントが集結する下地島南岸にかなり潜ることができたのだが、今年は伊良部島のみでのダイビングとなった。
※そもそも、下地島でのダイビングはこの時期は不向きです。私は真夏の日光での下地島のケーブダイビングを狙った博打で来ているので、安定して「魔王の宮殿」とかに行きたいなら秋以降をおすすめします。
今年の沖縄は梅雨明けしたのに梅雨前線が再び南下。「戻り梅雨」となり、天候の悪化が懸念されたが、ダイビング初日以外は、ダイビング中だけはなぜか見事に晴れて、夕方以降に曇天となる日々。
ときにはハロ現象を見ることもあり。
南西の風が強く、体験ダイビングなどでよく使われるビーチポイント「来間ビーチ」は砂が舞い続けており、かなりひどい有様。
ボートポイントも宮古島にしては透明度は良くない方。
個人的には今まで潜ってきた中でもっとも透明度が悪い。
ログ付け感覚でいうと20m弱くらいか(実際はもっと見えるが)。
それでも、深場のケーブに入ればまったく問題はない。
もっとも、浅場で透明度が悪いということは、それだけ太陽の光がケーブに入って来にくいということになるので、光の美しさも必然と劣化する。
今回は何か凄い特別な写真を撮ってきたわけでもなく、平常運転で淡々と撮影した感じでした。撮れ高は点数つけたら50点くらいでしょう。評価のしようが無いくらい普通でした。
今回は訳あってストロボを電気接続にしました。
水没のリスクが高まるので使いたくはなかったのですが。
初日のダイビングでは水没するんじゃないかとずっとハウジング内部をチェックしていたので撮影どころじゃなかった(笑)。
それでも、電気接続は確実に発光するので実に頼もしい。
電気接続のことはあまり詳しくなかったのですが、ストロボの無いカメラの場合、シャッタースピードの設定時は1/250とかでストップしない。1/500とかできちゃうわけです。
ただ、これで撮影すると正しく発光しないようです。
下3分の1だけ光が当たらない状態になってます。
電気接続に関する何かの不具合なのか・・・説明書を隅々まで読んでるわけじゃないので知らないことが多すぎます(笑)
一つ一つのシャッタースピードの設定で検証したわけではありませんが、1/320までは正常に発光していました。
宮古島へ通い続けて9年目。いろいろなホテルを試してみたが、どれも今ひとつな印象でした・・・。
ダイバーとしては、
・部屋の照明が明るいこと(カメラのセッティング上コレは外せない)
・器材洗い場があること
・宿泊費がまあまあ安いこと
これは必須要件です。
今回お世話になったのは「Y’RISE TO HOTEL MIYAKOJIMA 」。
上記を満たしつつ、
・入室はスマホor暗証番号で解錠施錠
・駐車場はゆったり
・器材干し場は部屋番号ごとに鍵付きのケージが用意されている
・洗濯機、乾燥機は無料で使い放題
・不定期だが島のおばあが作る朝食が食べられる、しかも無料
・中心街から近い
割と至れり尽くせりの環境で、ストレスはほぼなし。
マイナス点を強いて挙げるとしたら、室内のWi-Fiがちょっと弱いくらいでしょうか。まあ、許容範囲でしたが。
一泊¥5,000。洗濯乾燥が無料でたまに朝食が食べられると思うとこれはかなりお得だと思います。できたばかりのホテルなので部屋もかなり綺麗。
当面の常宿になりそうです。
ところで宮古島の経済は近年、空前のバブル期であるという。
今年は宿の予約がなかなか取れなくて困りました。これも宮古島バブルの影響なんでしょうか。結果的にはいいお宿に泊まれたのでよかったのですが。
思い返してみると、伊良部大橋が開通してから明らかに様子が変わったような気がします。
宮古島の中心街はぱっと見で大きな変化はないものの、飲食店がかなり増えたと思います。観光客の数も多く、何より車の数が増えている。活況なのはとても良いことですが、バブルはいつか弾けるものでもあるし・・・。
島がイナゴの大群が食い散らかした後のような有様にならないことを祈るのみです。
今回は16本潜りましたが、事故も怪我もなく帰ってこられたのが何よりありがたいです。
写真を撮っていると周りが見えなくなることがあるので、バディ(うちの奥さん)と話し合い、初心に戻って安全優先を心がけました。
過去に水深30mで窒素酔い〜パニックになった経験のせいか、今でもたまに潜ってて怖くなることがあります。これをトラウマととるか自分にかかった安全装置とるかは自分次第。自分はこの恐怖心があるからとりあえず無事故でいられると思ってます。
ダイビングはやっぱり、少し臆病なくらいがちょうどいいんでしょう。
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