数年使用していた水中ストロボ用の光ケーブル(メーカー純正)がついにくたびれてきて、駄目になった。
かといって、純正ケーブルは買いたくない。
いち消費者として言わせてもらえば、正直一本数千円は高い。
もちろん、それ相応の品質なのは言うまでもないので仕方ないことですが。
「ケチケチダイバーオンライン」さんというサイトを数年前から見ていて(2016年から更新が止まっているが)、手持ちのケーブルがダメになったらここを参考にして自作しようと思っていたのだが、ついにその時が来たようだ。
というわけで水中ストロボ用光ケーブルの自作です。
ケチケチダイバーオンラインさんの作り方をそのまま真似ているだけですが(笑)
とはいえ、純正がきっと一番良いに決っているのでそれで良い方は買った方が楽だし確実です。安心感が違います。
まあこれは「節約になるし、面白そうだからやってみた」という備忘録であります。
参考にしたいという方は、読んでみてください。
①まず、我らがAmazonでデジタル光オーディオケーブルを購入。
今回はケーブルの皮膜を含めた直径の記載があるものを探して購入しました。
材質はプラスチック。グラスファイバー製の方も試してみたいですが、それだと高すぎるのでパス。
私のハウジングはアンティスのNexusシリーズです。Nexusの標準装備だと光ケーブルソケットの直径は2mmとなっているため、ケーブルの直径が2mmのものを購入しました。
ソケットと径を合わせないとケーブルが入りません。ソケットの交換が必要になるとせっかくケーブルを安価で買っても意味がありません。ここはあらかじめ調べておきます。
しかし、10mで¥950・・・この価格なら自作してみようって気になります。
※ちなみに、私は水中ストロボを2社で計4個使っていますが、一方はケーブル直径が2mm、もう一方は2.5mm。前者は柔らかくてソケット付近だけは折れますが、この後者のケーブルは剛性がありすぎてど真ん中でポキポキ折れて1年くらいでワイドアングルでは使えない長さになってしまいました。
②端子部分をハサミで切断・除去

もともと音楽用のケーブルです。端子部分は不要・・・というか邪魔なのでバッサリ。
③ケーブルを鉛筆などの棒に巻きつける。

自分の場合は鉛筆だとちょっと細いと思ったので使えなくなった蛍光ペンに巻きつけました。
巻き付けたら洗濯ばさみとかダクトテープなんかで固定して、熱湯にしばらく浸します。
10分も浸けておけばそれなりになりますが、私はすっとぼけていたので30分放置してました。そしてお湯はすっかり冷めていました。
ダクトテープを剥がすと、まあなんとか形になってます(笑)
水で一気に冷ました方が綺麗に仕上がると思います。
加工と書きましたが、各社ストロボの仕様に合わせるだけです。
私はI社とS社のストロボを持っていますが、I社はケーブルが折れたら切ってバラして組み立てればすぐ使える仕様なので問題ないです。
ただし、S社は・・・・ケーブルとインターフェースが一体化しているので別のもので代用しないといけない。なので、

④各社ストロボの受光部分に合わせてケーブルの先端を加工する。

↑これを使います。I社のゴムブッシュです。
たまたまなのか、そういう設計なのかは知りませんが、このブッシュの径とS社のストロボの受光部の径がほぼ一致しているため、ケーブルの先端にブッシュを付ければS社のスロトボに接続可能になります。
自分はずっとこれでI社のケーブルをS社のストロボに使ってきました。
発光には特に支障はなかったです。

完成。パターン1
いつもこちらを使ってました。
ただし・・・
①撮影中にブッシュを残してケーブルだけ抜ける。
②純正に比べて、ブッシュごとケーブルが外れる頻度が高い。
この場合は、ブッシュにダクトテープを貼って厚みをもたせると外れにくくなります。

パターン2
今回はこっちを使います。
こっちの方が根元で折れにくいはず。
⑤ストロボに接続、発光テスト
ストロボに接続して、風呂に水を張って水中で発光してみます。

S社の受光センサー部にピッタリ・・・(笑)
純正ケーブル使用と同じく、発光しました。私はマニュアル発光しか使わないのでTTLは試してませんが。
マニュアル、TTL共に発光してます。
ちろん光量の設定値に応じてちゃんと光ります。
ハッキリいうと、純正と変わらないです。
念の為実際に撮影してみましたが、問題ないようです。
あとは耐久性ですが、これは純正には及ばないでしょう。
1年くらい保てば十分だと思っています。
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