2月の葉山の海は1年でもっとも美しく、もっとも見どころの多い時期だと、個人的に思っている。
なのでなるべく機会を作って潜りに行くことにしている。他の予定を変更してでも。
そしてこの日もまた、葉山に。
ワカメの繁茂が凄まじいというので、実に1年以上ぶりにビーチで潜った。
もちろん旬のダンゴウオだって見られるので一石二鳥だ。
このダンゴウオ・・・ゴミ気にならんのかい。
しっかしブサイクな顔してる。
2本目に空が抜けていい感じになり、気持ちよくワカメの森を撮影していたが、
カメラの設定ミスにより、RAW出力できていなかった。
痛恨のミス。気づいた時、歯軋りの音が聞こえた。
出力された写真は結構気に入ったのだが・・・
海藻写真は後日、改めて撮り直しに行くことにした。
そもそもだ、自分の場合、
一つのテーマで1ダイブ使うくらいやらないでマトモなものが撮れるわけないじゃないか・・・。
それでも、転んでもタダでは起きない。タダで起きてなるものか。
実は浅瀬のアオサ畑にイダテンカジカの幼魚がうじゃうじゃ居た。
ここ3年くらいずっと撮影したいと思っていた生物で、鮮やかな緑色の体色が美しい。
ナベカの幼魚と似たような感じだが、ナベカよりずっと体色が綺麗だ(もっとも、ナベカ=ギンポなので種類が違う)。
これが普通の岩場とかだときっと見向きもしないのだろうけど、アオサと光合成の泡と組み合わせると可愛らしい画になると思った。
だが、この子、ダンゴウオのように寛容ではない。泳ぎが速すぎて一度逃すと簡単には追えない。その名の通り、まさに韋駄天の如し。
ともあれ、悪いことばかりじゃなくてよかった。
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